天使にラブソングを

天使にラブソングを

「天使にラブソングを」のあらすじとキャスト

大ヒット映画「天使にラブソングを」のミュージカル版が東京・東急シアターオーブにて開幕しました。
今回で4度目の上演となる本作。主演のデロリス役は初演より胴役を務める森公美子さんと、宝塚歌劇団トップスターだった朝夏まなとさんとのWキャストです。
黒人歌手デロリスは、ギャングのボスであるカーティスの愛人。ある日彼の殺人現場を見てしまい、彼と彼の部下から命を狙われます。
逃げ込んだ警察で出会ったのが、幼馴染のエディ・サウザー巡査。エディは重要参考人としてデロリスを修道院に匿おうことになりました。
信仰とは無縁のデロリスなら、彼女が修道院にいるとは思わないはずということから。
当初、堅苦しい修道院になじめないデロリスでしたが、ある日、修道院長に言いつけられデロリスは聖歌隊に入ります。
人に聞かせられないレベルだった聖歌隊に驚いたデロリスは、歌手である彼女の特訓によって聖歌隊はみるみる上手くなっていくのです。
聖歌隊が上手くなると、教会に人が訪れるようになり、寄付も集まるようになります。しかし、聖歌隊に注目が集まったことでカーティスに知られてしまいました。
長くなりましたが、デロリスは無事切り抜けられるのかというのがあらすじです。
エディ役は石井一孝さん、カーティス役は大澄賢也さんと吉野圭吾さんのWキャストとなっています。

「天使にラブソングを」を見ての感想

私は森公美子さん主演の公演を見に行きました。
森さんのデロリスは唯一無二の存在感ですね。圧倒的な歌唱力とコメディセンスで客席は爆笑の渦で巻き込まれました。
長年にわたってデロリスを務める森さんですが、今回こそもう最後かもしれないと思いながら演じているそうです。
その気持ちが演技に出ているかもしれませんね。

舞台をリピートして見たいと思うことは多くないですが、ミュージカル「天使にラブソングを」は何度でも観劇したいです。
舞台を普段見に行かない人にも勧めたいと思うほど、素晴らしいエネルギーにあふれた作品でした。
ミュージカルは、どんな作品でも突然歌いだすので不自然さがあるかもしれませんが、この作品に限ってはデロリスが元々歌手なので、いきなり歌い始めても違和感なく見られるはずです。
ちょっとでも気になったなら、間違いなく見に行かれることをおすすめします。
今回は森公美子さんの公演だけでしたが、Wキャストの朝夏まなとさんもぜひ見たいなと思いました。