マイ・インターン
マイ・インターンのあらすじとキャスト
アン・ハサウェイ演じるキャリアウーマンのジュールズとロバート・デ・ニーロが演じる定年後に新たな仕事を始めたベンの友情物語。
年齢差があるため、ベンの仕事ぶりに当初、イライラするジュールズですが、次第にベンの仕事ぶりや人柄を信頼していきます。
ストーリーが進むうち、ジュールズに様々な困難が襲いかかります。仕事と家庭それぞれの困難に揺れ動くジュールズが最後に選んだ決断とは・・・!?
性別や年齢を超えて、存在する友情にほっこりさせられる作品です。
マイ・インターンの見どころ
本作で最もみられるのがベンとジュールズの2人のシーンです。年齢も性別も違う二人の間に徐々に生まれてくる友情というか絆が見どころです。
出会いは、ベンがインターンとして合格した後のオフィス。新しいことに取り組みたいベンと、想像とは違う人物が来たことで困惑するジュールズの間に壁が生まれます。
その後、周囲のために動くベンは社内で好かれていきますが、ジュールズはその周囲のために動く部分が苦手で距離を測りかねていました。
母親との折り合いもよくないジュールズは、自分の親と同世代のベンにぎこちなさを感じているように見えます。
一方、ベンは仕事と家庭にたいしてひたむきなジュールズに、上司として人として尊敬するようになり、より積極的に行動に移す姿が健気です。
遅くまで仕事に残り社内でピザを食べるシーンで、ベンの過去や人柄に触れることで、ジュールズも心を開くのでした。
そのようなやりとりをアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロの二人が堂々の演技力で魅せてくれます。
マイ・インターンを見ての感想
ロバート・デ・ニーロが素敵な映画ですね。女性の社会進出、高齢者の雇用、主夫などなど。
現代が丸ごと詰まって見やすいのに中身の濃い内容でした。ベンのような人は現実にはいませんが、人生経験に勝るものはないという感じです。
登場人物はみないい人ばかりです。命を落としたり、倒産したりというようなものすごい大問題は起こりませんが、それが反対にリアルで、誰もが抱えるであろう悩みがそれぞれに訪れます。
傍から見ていると小さな問題であっても本人にとっては大問題で、ジュールズが真っ赤に泣きながらひとりになるのが怖いというシーンは辛かったです。
でも、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロのコンビが良すぎて、見終えた後は清々しい気分に。
いくつになっても見たいと思えますし、いくつになっても学べることがありそうな作品です。